2022.02.06
リノベーションとは?リフォームとの違いや引き渡しの流れまでをご紹介!
コロナ禍で家で過ごす時間が多くなり「住まい」が見直されています。ご希望の住まいをご希望の場所にと望まれても、新築注文住宅・新築建売住宅・新築マンションは価格が高くエリアも限られ、悩まれている方もいらっしゃると思います。そのような中、中古住宅や相続などで取得した既存住宅に手を加えてサスティナブルに暮らすという選択をされる方も増えてきました。
最近、住宅雑誌やSNSでも「リノベーション」という言葉を目にすることが多くなってきました。リノベーションというとなんとなく古いものの良さを残しつつ新しくする「おしゃれ」な物件、をイメージすると思いますが具体的にはどういったものなのでしょうか?近しい意味で使われる「リフォーム」との違いも含めて、今回は「リノベーション」について詳しく紹介していきます。
INDEX
1. リノベーションって何?リフォームとの違いは?
「リノベーション(リノベ)」とは、既に建設されている建物に対して大規模な工事を行うことで住まいの機能・価値を向上させることを言います。例えば、家族の成長に合わせて子供部屋が必要になったので家の間取りを変えて子供部屋を増やしたり、在宅でも快適に仕事ができるようにワークスペースを増やしたり…。自分たちのライフスタイルに合わせて住まいを変えることがリノベーションです。
一方で「リフォーム」とは、老朽化してしまった建物を新築のように修復することを言います。例えば、浴槽が古くなってきたので間取りや配置は変えないまま浴槽を新しくする、壁紙や外壁が汚れてきたので新しいものにする、こういった案件をリフォームです。
リノベーションはいわば価値を増やすプラスの作業、リフォームはマイナスをプラスに戻す作業という意味合いです。
2. リノベーションが人気の理由って?
住まいの価値観の多様化
海外では主流だった住宅のリノベーション、日本ではこれまで新築を建てることがステータス、というように「新築至上主義」が長く根付いていました。しかし最近は「自分の手で理想の暮らしをつくる」という考え方や、古き良きものに価値を感じる人が増えてきました。古民家を利用したホテルや飲食店なども最近は増えてきましたよね。
こういった流れから住宅に対する多様な価値観が生まれ「新築」以外にも選択肢が増えたことがリノベーションに興味を持つ人が増えた大きな理由です。
制度の充実
少子高齢化が進んでいる現在、住人が亡くなってしまい「空き家」となっている家が多く日本にはあり、社会問題にもなっています。そのため、これまでのように新築をどんどん建てるのではなく、中古住宅をうまく活用することが求められています。
国もこのような状況を踏まえて「すまい給付金」など中古物件の購入でも使える支援制度を設計し、業者も中古住宅の活用やリノベーションに力を入れるようになりました。また、金融機関でも物件を購入する住宅ローンと一緒にリフォーム(リノベーション)ローンも借りることができる制度など、購入者にとってありがたい制度を作っています。
当社も中古住宅購入者や、親から相続した物件を有効活用したいという方からのお問い合わせも増えており、空き家問題への意識の高まりを感じます。同じ立地条件でも新築で建てるより中古物件を自分たちの理想の暮らしに合うように変えた方がコストを削減できるので、住む人・利用する人にとってもリノベーションの選択肢はメリットが大きいと言えるでしょう。
3. リノベーションの魅力
「暮らしやすさ」のレベルが格段に上がる
リノベーションは自分たちの理想とする暮らしに合わせて、家の間取りなどオーダーメイドの空間をつくることができます。その時のライフスタイルに合わせた家全体を変える作業になるので暮らしやすさに大きな影響を与えます。
デザインに統一性を持たせることができる
建物の一部を変えるリフォームと違って、リノベーションは建物全体を変えることが多いです。そのためデザインに統一性を持たせることができます。
レトロな趣・雰囲気をつくることができる
年季を感じる梁や柱ををそのまま残して内装を新しくしたり、時代を感じる扉をあえて残して使ったりなど、新築では出すことが難しいレトロな雰囲気をつくりだすことができます。年月を経ることで生まれる魅力や味わいはなかなか再現をすることができないので、唯一無二の魅力を演出できることがリノベーションの魅力です。
税金面でおトク
固定資産税の税額は築年数で左右されるため、築年数の古い建物をリノベーションをして価値が上がり税額が増えても新築に建て替えるよりは税額を抑えることができます。
4. リノベーションの流れ
STEP1 イメージと予算をまとめる
「この部屋の雰囲気が好き」「この外壁を使いたい」「キッチンはこれが良い」など粒度はバラバラでOKです。どんな家にしたいかまずはアイディアを集めましょう。InstagramやPinterestなどでももちろんですが、おすすめはリノベーションの事例集です。Before、Afterがわかることで購入予定の中古物件で再現が可能か参考にすることができるからです。また、アイディアがまとまったら家族で優先順位をまとめましょう。十分にすり合わせをすることで家族全員が納得した家づくりをすることができます。そして、どこまでの出費が可能なのか、予算も同時に検討しましょう。
STEP2 業者への問い合わせ
建てたい家の条件がまとまったらいよいよ業者探しです。今はリノベーションを専門にしている会社もあります。施工事例をみたりモデルハウスを見学したりなど、自分たちの理想の家を建てれくれそうな業者はどこなのかを選びましょう。また、業者によって工事内容の得意・不得意があるため、正式に依頼をする前に見積もりを取ってお打ち合わせをすることがおすすめです。
STEP3 現地調査・お打ち合わせ
どの業者に依頼をするかが決まったら、現地調査に入ります。実際の物件を見てみると当初予定していた物件が建てられない、というケースもあります。その時は理想のライフプランなどなるべく多くの情報を業者に伝え、代替案を提案してもらいましょう。これから物件を購入するという方は物件選びの段階から、理想の家にできるかどうか業者に聞くのもおすすめです。物件の検討にも親身になって答えてくれる業者だと安心ですね。
STEP4 お打ち合わせ/ご提案
現地調査の内容やお客様のご要望を踏まえ、業者からプランを提案します。妥協しないリノベーションを実現するためには、何度もお打ち合わせを監査ね双方納得のいくまでプランを練りましょう。(ここは業者とお客様の協力が必要なステップです!)銀行からローンを借りる場合はこの段階で審査を依頼しましょう。工事費用の大凡の金額が見えてくるため、審査も進めやすいタイミングです。
STEP5 ご成約・工程作成
正式にプランが固まったらいよいよ契約です。契約が成立した後に引き渡しまでの工程を業者が検討します。フルリノベーションの工事期間は平均してマンションの場合平均1〜2ヶ月、戸建ての場合3〜4ヶ月程度です。
STEP6 工事着工・管理
工事期間中も業者とは工事の進捗報告、工程外のことが発生したときに対応など、頻繁に連絡をとることが多いです。業者に任せっぱなしにせず、自分たちでも状況を把握しておくことは、工期の遅れや追加費用の発生を防ぐためにも大切です。また、マンション工事の場合は近隣の方に工事の日程を伝え、挨拶をしておくと良いでしょう。工事の音が響きやすい部屋には前もって事情を説明しておくと安心です。
STEP7 完成・引き渡し
工事完成後、外部機関での検査を経て、立ち会い確認を行います。問題がなければ業者からの引き渡しを受けます。引き渡し後に、着手金を除く金額の費用を支払います。
STEP8 アフターメンテナンス
依頼をする業者によっては、アフターメンテナンスサービスを行っているところもあります。困りごとの力になってくれる業者がいると安心ですね。
5.ウツミ工務店の取り組み
当社では住宅だけでなく、飲食店などの店舗など、様々な用途のリフォーム・リノベーションを承っています。創業30年間で培った技術力やセンスはもちろんですが、当社の1番の特長は「サポートの手厚さ」です。物件の検討やローンの手続き、入念な現地調査、引き渡し後のアフターサポートまで、専任のメンバーが手厚くお手伝いさせていただいています。
Before
After
中古住宅購入は、土地や建物をしっかり調査することが大事ですので、ご検討段階からご相談いただけると嬉しいです。
「興味があるけど何から検討したら良いかわからない…」でも大丈夫です。デザイン・プランの検討方法も含めてご提案させていただきます。少しでもご関心のある方は、お気軽にお問い合わせください!
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