2023.05.05
「双葉ケ丘の家」設計プロセスをご紹介
先月開催した完成内覧会「双葉ケ丘の家」。開催期間中は多くのお客様にご見学いただくことができました。今回はこの「双葉ケ丘の家」を設計するにあたりお施主様にはどんな理想があり、それを当社がどのように形にしたのか、その一部をご紹介します。
私たちは住宅設計のプランニングをする際に、いくつかの条件を考慮しています。まず、お客様からの提示条件(ご要望)、土地の条件、法律上の条件、予算などです。
お客様からは、自宅で仕事をするためのスペースが必要で、打合せも行うためお茶などを出しやすくしたいという要望がありました。また、道路に面しているためプライバシーも確保したいということでした。さらに、1階には父親の寝室、2階には3つの寝室が必要で、最低2台の駐車スペースが欲しいとのことでした。シックでシンプルな色調が好みだという希望もありました。
私たちは、お客様との打ち合わせを通じて、お客様の生活スタイルや期待する暮らし方を把握し、優先順位なども考慮しながら、様々な条件に適合するプランを作りました。
具体的には、ワークスペースとして1部屋を設けると総坪数が大きくなってしまうため、広めの玄関ホールを作り、デスクを設置しました。LDKとワークスペースは、造作棚で緩く仕切りました。また、LDKとワークスペースには建具はなく、オープン棚を設置することで、ワークスペース側の空調問題や採光問題を解決し、キッチンにも近く、お茶の用意もスムーズにできるようにしました。
プライバシーの問題については、通りの多い西側道路側にハイサイドサッシを採用しました。ハイサイドサッシは、目線が合うこともなく、防犯にも役立ちます。さらに、ハイサイドサッシを連窓に配置することで、採光の確保とスタイリッシュな外観を実現しました。