2024.08.02
付加断熱について
付加断熱について
こんにちは、皆さん!今日は、建物の断熱についてちょっとお話ししたいと思います。
断熱には大きく分けて2種類があります。柱の間や壁の内側に設置する「内断熱」と、建物の外側に設置する「外断熱」です。そして、この2つを組み合わせた工法が「付加断熱」と呼ばれます。付加断熱は、内断熱と外断熱の両方の効果で熱損失をより少なくすることができ、結果的に高い断熱性能を発揮します。
例えば、私たちの茂庭展示場では、壁の内側にセルローズファイバーを吹き込み(これが内断熱です)、外側にはビーズ法ポリスチレンフォームを設置しています。外側に設置する断熱材が付加断熱材です。この付加断熱材は、熱が逃げやすい部分(熱橋部分)を補う役割を果たし、建物全体をしっかりと断熱するために追加されています。
付加断熱材の材質や厚さは、実現したい断熱性能に応じて選ばれます。高い性能を求めると、付加断熱材もより厚くなります。また、付加断熱の選定には断熱性能だけでなく、施工性、耐水性、そして防火性能なども考慮しなければなりません。そのため、お施主様のご希望だけで簡単に決められるものではないこともあります。
完成後には見えない部分ですが、断熱材は建物の性能に大きな影響を与える重要な部分です。デザインと性能のバランスをしっかりと考慮して仕様を選定することが大切です。
興味のある方は、ぜひ茂庭展示場に足を運んで、実際に私たちの付加断熱の工法を体感してみてくださいね!お待ちしています。 投稿:村田