2025.03.15
キャンピングトレーラーのリノベーション②
キャンピングトレーラーのリノベーション②
前回の作業では、家具や各設備をすべて取り外し、壁や天井も剥がして、フレームのみの状態にまで解体を行いました。今回の工程では、これからリノベーションを進めるにあたり、トレーラーの現状をしっかりとチェックし、必要な補修や補強を行います。
現状チェックとクリーニング
解体後、まず行ったのは長年蓄積された汚れやサビを落とす作業です。トレーラーは屋外での使用が前提のため、どうしても湿気やホコリの影響を受けやすく、金属部分のサビや木部の劣化が見られました。特にフレーム部分には腐食が進んでいる箇所もあり、ここをしっかり補強しないと、安全性にも関わるため入念にチェックしました。
補修・補強作業
フレームのサビは、ワイヤーブラシやサンドペーパーを使ってしっかりと削り落とし、防錆処理を施しました。さらに、長年の使用でできた細かな穴やひび割れについては、防水性を考慮しながらパテや専用シーリング材を使用して埋め、雨漏りなどのリスクを軽減しました。
天窓の交換
屋根部分の天窓は、経年劣化により開閉が困難な状態でした。このままでは換気が十分にできず、夏場などの車内環境に大きな影響を及ぼすため、既存のものを取り外し、新品のものに交換しました。これにより、換気性能が向上し、より快適な空間を実現できます。
断熱材の充填
キャンピングトレーラーの快適性を大きく左右するのが断熱性能です。今回のリノベーションでは、床下や壁に新しい断熱材を充填することで、外気の影響を受けにくい室内環境を目指しました。特に冬場の冷え込みや夏場の暑さ対策として、適切な厚みの断熱材を選び、丁寧に施工しました。
下地材の設置と内部造作工事へ
断熱材を充填した後は、壁や床に下地材を設置し、次の工程である内部の造作工事の準備を進めます。ここからは、実際に家具や収納の設置、インテリアのデザインに関わる作業が始まるため、より完成形がイメージしやすくなってきます。
次回はいよいよ内部造作工事に入ります。どのような空間へと生まれ変わるのか、ぜひご期待ください! 村田